プロフィール

花豆餡子

Author:花豆餡子
***************
「食べることは生きること」
少しでも自給自足で、心身ともに健康な生活を求め、信州の山の麓で農業に辿り着きました。
古民家と田畑を借りて、荒れた家を修理しながら農作業に精を出し、おいしい米と野菜を作ろうと日々汗を流しています。
田舎の生活を自分感覚で愉しんでいる、自称、自由農業人。
物を作ることが大好き。
そして毎日ちっちゃなシアワセをかみしめながら、ほそぼそと生きているのであります。


カテゴリ


月別アーカイブ



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。






あぁ、やっぱりねー。
と、周囲の皆が口をそろえて言っていました。
この春、4年前に他県からやってきて夫婦で研修をし、新規就農したご夫妻が農業をやめて郷里に帰って行きました。
理由は「農業では食えないから」と。

私、他人のことはあれこれ言える立場では無いのですが、同じくやっぱりなーと呟きました。

というのは・・・
(長くなります。私の偏見も入っているので寛大な気持で読んでください。)

この夫婦、夫婦二人で就農をするも、奥さんは最初からやる気なし120%。
収入のあてもちゃんと確立していないのに、市の中心地に月数万の一軒家を借りてました。
片道30分はかかるHさんのハウスを借りて、千本に満たない大玉トマトを作って市場出荷していたのです。
いい条件のハウス付き畑が見つからないんだそうで、Hさんが自分ちのハウスを貸してやったそうです。
愛犬を家に残しているからと、畑まで、一日に2往復を夫婦別な車で通ってきます。ガソリン代だけでもばかにならないですよね。家賃が高くてと愚痴っているので、ハウスのある集落の数件の空家を紹介されたけど、汚いから嫌だとお断り。そして、家賃の安い割と綺麗な町営住宅は愛犬がいるから入れない。
彼らと同じ頃に新規就農をした年下のAさん夫妻は若いので助成金をたんまりもらっているからうまくやっているのだといつも愚痴りまくっている。自給野菜を作って食費を浮かすとかしないし、山の幸とか興味もないみたい。生活が苦しいのなら、どちらかが、パートをして少しでも家計を支えるということもしないのですよ。それなのに金が無い無いといつも言っている。郷里で親戚の不幸があっても金が無くて行けないと言うので、Hさんの奥さんが金を貸してあげたんだって。
トマトだけでは食べていけない割には、真冬に販売用作物を作る気もなし。本気でバイトを探す気もないらしい。不思議だー。

「おれさぁ資格とか持ってないしぃ~、ファミレスとかはぁ、地元の高校生とかで間に合ってるしぃ~」
「冬の短期バイトを探してるんだけどなかなかなくてさー、花豆餡子さんはいいよねー顔が広くてさー!」
などと言ってのける。

はぁぁ? 40男がファミレスウェイター志望かよ?

いいえ、ファミレスのウェイターをする中年男性を馬鹿にしているわけではないんです。
男なら(いや女でも)、本当にお金が必要なら、それ相応な日銭を身体張って稼ぐってもんじゃないっすか?
同じ就農仲間の男性達は、土方、夜勤警備、高速道路の夜間除雪などをして頑張っているのでそう思っただけです。
私の冬のバイトで一緒の年輩男性は、ずっと定職に就いてないけど、地域の季節労働(春は水稲苗、夏は草刈や収穫、秋は精米所、冬は豆腐と土方)をして、奥さんと高校生の娘と金のかかる玩犬を支えているのですよ。
仕事が無いと言われている田舎だけど、選好みしなければ、特に男性はこういう田舎にも案外隙間的な仕事があるのにな、定職じゃなくて、バイトなら特に、と思うのです。
で、近所の人がね、Hさんの斡旋で冬に半日の労働をお願いしたらしいんだけど、破格な時給を要求してきたんだって。こうなると、次に繋がる仕事はもう二度と来ないよね。

一体、何を思って農業をやろうと思ったのかな?
その前に、その生活の収支バランスがおかしいやろ~。

で、今年2月の大雪・・・の前の週の積雪でハウスを1棟潰す。
続いて、次の週の大雪でHさんに借りているハウス2棟潰す。。。

山を越えた集落の離農した老夫婦Kさんがね、不憫に思って、自分の田畑やハウスを貸してやると申し出たらしんだけど、そこで新たにやる気ももうなくて、結局、農業をやめようということにしたんだって。借金も残っているらしい。


今朝、田んぼの水を見に行く途中で、その夫婦の研修先農家であったHさんに会ったので、この話を聞きました。

「捨て身でやろうって気力がねぇよな!おいだって、色んなものを捨てて来たんだろうが!!」と、あたしに向かって言うのです。
「そうですよー、家を捨て、恋を捨て、都会の優雅な生活を捨ててきたんです~(笑)」と、あたし。
「はぁぁ? 何が都会の生活だ。 都落ちじゃねぇか! そういうのを落武者って言うんだ!はっはっはー」
「なにをぉ~っ!!(怒) 肝心な事を教えてあげなきゃだめじゃん!貧農の暮らしとは何か?どの草やきのこが美味しいとか!おっさんが唯一得意とする分野はそこでしょー!?」

最後におっさんはこう言いました。

「いつまでも粘っこいやつが長く続くんだな・・・」

 おっさん、それ、あたしのことか?

話の軸がブレてしまいましたが、何を隠そうHさんの農業研修生第一号はこのあたし。どうも失敗作らしい(爆)






で、話を戻すんですが、、、


この農業をやめた夫婦、奥さんの作戦勝ちではないかと・・・あたしは密かに思うのである。

コメント

甘くはない

こんにちは、研修生第1号は頑張って行かないと。
って言うか農業は、甘くないですよね。
1年かけてその年の収入を稼がなければ来年は何もない!
本当に甘く考えると自滅するよね。
花豆餡子さんは、立派です。
自然に勝って下さい。(笑)


PSメルアドとかパスワード入力してないけど大丈夫か?

Re:甘くはない

yutakaさん いつも励ましありがとうございます。
何だか離農して行った彼らへの文句みたいになってしまい、今更ながら書いたことに少し反省もしています。
自分も周囲に甘えてばかりいないでしっかりやらないと、と!。
いろいろ考えさせられました。

なるほど~

やっぱりそんな人もいるんですね。
まぁ、メディアが「田舎に住もう」とか楽しい
田舎暮らしのPRをやってるので、覚悟なくて
移住する人も多いんでしょうね。
農家さんはほんと大変だと思います。
でも、もうちょっと儲かるシステムを作った方が
いいんではないでしょうか。第一次産業は大切だし
でも衰退する一方だし、、。
花豆餡子さんはほんとすごいです。
お金なんてなくても、しっかり自立した生活をしているし
食べるものを作るという知識と技術を持っているんですものね。
怖い物なしですよ。
長野県は新規就農者の為の取り組みがすごく進んでいるようですね。
どうなんでしょ、研修受けて残っていく人の確立はどのくらい
なんでしょうかね。やっぱり少ない?

Re:なるほど~

ハチママさん コメントありがとうございます。
長野県は全国でも有数の新規就農者へ支援している県だと思います。私の知る限りこんな風に帰る人なんていませんよ(笑)
私が言いたかったのは、自分の足元(自分の働きや収入)を見ようとしない生活をしているにも関わらず自分より恵まれた就農者を妬ましく言うのはおかしいやろ!?です。トマトでもっと稼ぎたければ、今の倍やればいいんです。千本なんてぐうたら農家の私が独りでやる本数ですからね(笑)それを本人に指摘すると、Hさんがハウスを貸してくれないとか、条件のいいハウスを見つけてくれないと愚痴るだけなので、周囲も「あれじゃ、何やってもだめじゃない?」と陰口をたたかれているのです。研修のレールに乗っかれば何でも県が用意してくれると勘違いしているのかしら?と思わずにはいられませんでした。
でも、最大の失敗は「自分の配偶者に協力してもらえなかったこと」だと思います。

Tです。ドキッと反省中?

あ~割に合わない!も~止めようか?が口癖になりつつある甘ちゃん養魚屋のTです。
🎵東京が~だめ~な~ら 名古屋があ~るさ~
  花ちゃんが~だめ~な~ら 多摩ちゃんがい~るさ~ 🎵

ワシの座右の銘?なのだが・・・・今の時代、難しいだよね~。

 🎵東京が~だめ~な~ら 長野もだめ~さ~
  花ちゃんもだめ~なら たまちゃんもだ~めさ~ 🎵
 

Re:Tです。ドキッと反省中?

コメントありがとうございます。
Tさんは、愚痴たらしてもそれを周囲のせいにしないで頑張っているからすごいんですよー。
その昭和歌謡、古すぎてワカラナーイ。
でもオチは、

 ♪ 泣いたからとて どうなるものか~
   オレのさだめを変えるのは 所詮おいらの血と涙~ ♪

でしょ?自分の不甲斐無さを他人のせいにはしない人間になろうと思います。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | ホーム | 




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。